お金のかからない「自己投資」!?

#基礎知識

中沢 隆太

self-investment

皆さん、様々な場面でお金を使っているかと思います。モノの値段が上がっていますし、従前と比較して、支出は増えているのではないでしょうか。

お金を使うということは、生活する上で欠かせない行為でありつつも、その後の財布の中身や家計にも影響を与える重要な選択です。賢い使い方を心がけることで、より充実した生活を送ることができるかもしれません。

そこで本記事を、「自己投資」と「節約」について、改めて考えるキッカケにしていただければと思います。

【トピック】
1.「自己投資」とは
2.「節約」とは
3.支出するだけが「自己投資」ではない

 

1.「自己投資」とは

一般的に「自己投資」とは・・・

成長や向上を図ることを目的として、自分自身に時間やお金をかけること             

というように前向きな(プラスの)イメージがあると思います。            

自己投資は、自己啓発書を読む・セミナーに参加することから、健康のためにジムに通う・スキルの向上のために専門的な勉強をすることまで幅広い活動を指します。                               自己投資をすることで、自己成長やキャリアアップに繋がるだけでなく、生活全般にポジティブな影響をもたらします。

それを踏まえると、皆さんのイメージは正しいでしょう。

 

2.「節約」とは

一般的に、「節約」とは・・・

支出を減らすことを目的として、時間やお金の消費を我慢すること

というように後向きな(マイナスの)イメージがあると思います。

たしかに、節約は、不要な出費を減らすことを指します。                    しかしながら、節約をすることで、自分の財政を健全に保つこともできますし、将来の不測の事態に備えることもできます。
つまりは、備えができていることにより、普段の生活における精神安定剤にもなりえます。

そう考えると、後向きな(マイナスの)イメージは少々違うのかもしれません。

3.支出するだけが「自己投資」ではない

「自己投資」と聞くと、多くの人が時間やお金を使うことを想像するかもしれませんが、実際にはそうではありません。

自己投資には、時間やお金を使うだけでなく、今後のために備える・守るといったことも含まれます。新しいスキルや知識を身につけるために勉強することはもちろんのこと、時間やお金を減らさないために行動することもまた自己投資の一環です。

時間やお金をかけるだけではなく、持っているものを減らさない、自分自身に対する投資を総合的に考えることが重要です。

減らさない行動をすることが、即時かつ目に見えて結果が出るのですから。

中沢 隆太